【第32回】境界非明示の土地とは？トラブル回避のための知識

 

 

土地取引において「境界非明示」と記載される物件があります。意味を正しく理解し、将来のトラブルを防ぐことが大切です。

 

◆境界非明示とは？


売主が境界を明示せず、測量図や杭の設置がない状態で土地を売却すること。責任を負わない旨が契約書に記載されます。

 

◆よくあるリスク


・隣地との境界が曖昧なまま建物を建ててしまう
・将来の測量・確定作業に高額な費用と時間がかかる
・隣人とトラブルになりやすい

 

◆対策


・購入前に「確定測量図」の有無を確認
・境界標（杭・鋲など）が現地にあるか目視チェック
・契約前に不動産会社や司法書士へ相談

 

◆福山市での注意点


農地や旧分譲地で境界が不明なまま代々引き継がれた土地も少なくなく、特に相続物件では要注意。

 

「価格が安い」には理由があるかもしれません。慎重な確認を行いましょう。