【第47回】借地権付き物件の基礎知識とメリット・デメリット(福山市編)

 

 

 

借地権付き物件とは


借地権付き物件とは、土地を借りてその上に建物を所有する形態の不動産です。
土地は地主から借り、建物は自分の所有となるため、購入価格は土地所有権付きより安くなります。

 

メリット


購入価格が安い:土地代が含まれないため、同規模の所有権物件より2〜4割安い

固定資産税が安い:土地部分の税負担がない

好立地に住める可能性:所有権では高額なエリアでも購入可能

 

デメリット


地代が発生:毎月または年単位で地代を支払う必要がある

契約更新が必要:更新料や契約条件の変更が発生する場合がある

売却が難しい:所有権物件よりも買い手が限られる

 

福山市での事例


市中心部の商業地で、借地権付き住宅を所有権物件の半額で購入

高齢の所有者が売却を希望したが、借地契約の残存期間が短く買い手が見つからなかったケース

契約更新時の条件変更で地代が上昇し、家計負担が増えた事例

 

注意点と対策


契約内容の確認:期間・更新料・地代・承諾料を事前に把握

残存期間の確認:短い場合はローン審査が通らないこともある

売却戦略の計画:更新時期や契約条件を踏まえて計画的に売却

 

まとめ


借地権付き物件は初期費用を抑えて好立地に住める魅力がありますが、契約条件や地代負担など所有権物件とは異なる注意点があります。
福山市で購入を検討する場合は、契約書の詳細確認と将来の資産計画を明確にしましょう。