【第9回】住宅ローン控除とは?中古住宅購入でも使える税制優遇

 

住宅購入時に利用できる代表的な節税制度が「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」です。新築だけでなく、中古住宅でも条件を満たせば利用できます。

 

◆住宅ローン控除とは

住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合、年末のローン残高の0.7%が最大13年間、所得税や住民税から控除される制度です(2025年時点)。

 

◆中古住宅でも対象になる?

中古住宅でも、以下の条件を満たせば対象になります:
・登記簿上の築年数が原則20年以内(耐火建築物は25年以内)
・一定の耐震基準を満たしている(耐震基準適合証明書などが必要)
・床面積が50㎡以上(所得により40㎡でも可能)
・居住開始から6か月以内に住み始めること

 

◆リフォームでも控除が受けられる?

リフォームローンであっても、耐震・省エネ・バリアフリーなど特定の工事であれば控除対象となることがあります。

 

◆注意点

・確定申告が必須(初年度のみ)
・控除を受けるにはローンの返済期間が10年以上必要

 

 

購入やリフォームの前に、制度の適用条件を確認することで、手元に残るお金に大きな差が出ます。